2024年7月7日、静岡市で40℃を記録した酷暑の日、レンディル浜松（レンディル）が、新たな歴史の1ページを刻んだ。
全国クラブ選手権静岡県予選決勝、レンディルは静岡県中部1部リーグ所属の静岡北FCと対戦した。互いにチャンスを作るも、スコアレスで前半を終えると、後半はやや静岡北FCのペースに。それでも集中を切らさず一進一退の攻防が続いた。しかし後半、セットプレーの流れから#8タカシが右足を振り抜き、値千金の先制点を奪取。その後は静岡北FCの攻撃に対して度々ピンチを迎えたが、身体を張った守備でゴールラインは割らせず、試合終了。チーム設立5年目で、初めて『静岡県王者』の称号を手にした。
レンディルは毎年、この大会で苦渋を飲まされていた。特に昨年は決勝戦まで駒を進めたが、PK戦の末敗退。その分、今シーズンに懸ける想いは強かった。しかし今シーズンは主力選手の退団や怪我人もあり、序盤のリーグ戦では苦戦が続いた。それでも徐々に調子を上げていき、本大会直前のリーグ戦では3連勝。最高の流れで今大会に突入した。
今大会初戦ではPK戦までもつれる接戦を制すと、2回戦は5得点で快勝。迎えた準決勝では、昨年決勝で敗れたWiLD HEARTSを接戦の末下し、2年連続の決勝進出。決勝は上述の通り苦しい試合展開であったが、チーム全員で戦い抜き、優勝を掴み取った。この結果により、全国クラブ選手権東海大会への出場が決定。また次週からは中断していたリーグ戦も再開する。本大会の4試合を通じて一回り大きくなったレンディルの選手たちの活躍から、目が離せない。
そして、この夏のレンディルの活動はピッチ内に留まらない。7/20(土)には小学生向けのチーム強化イベントを開催する。会場にはキッチンカーも出店予定で、ただのサッカーイベントではなく、夏の一大イベントとして地元の小学生たちの思い出の1ページに、刻まれることだろう。
また8/17(土),18(日)には新たな試みとして、PKイベントの開催も決定している。賞金総額400,000円、浜松駅直結の浜松市ギャラリーモールソラモで実施される、“都市型”PKイベントだ。PKイベントといえばフットサルコートやサッカー場で開催されるのが一般的だが、このイベントは浜松駅の目の前で、多数の通行人に見られながら実施される、異色のPKイベントだ。夏の思い出作りに、そして“賞金稼ぎ”に、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
